2002年 中目黒コーポラティブ計画
既存の工場をシェアリングオフィスとしてコンバージョンする計画。
多くの人が知識や情報あるいはアイデアをともに共有することのできるプラットフォームとしてのワークプレイスを提案。情報通信技術の発展によってワークスタイルも多様化し、今あるようなオフィス空間ではタイムリーな対応が出来なくなって来つつあります。PCのモバイル化、携帯電話の普及により「どこでもオフィス」になりうる環境がインフラを含めて整っていくことは間違いありません。そんな中、私たちはワークプレイスの本来の在り方を長い間模索してまいりました。もちろん仕事の職種や進め方、場所やクライアントなどとの関係など人によって千差万別です。オルタネイティブなワークプレイスの一つとして私たちが提案する「COOPERATIVE SOHO」は、コーポラティブな手法を使ったシェアードオフィスです。一個人あるいは少人数のチームが一つ空間を共有し、コミュニケーションカンパニーとして同調して仕事を進めていくスタイルです。各メンバーあるいはチームが一緒になってプラットフォームを運営していこうというのがこの「COOPERATIVE SOHO」です。=CLUSTER PLACEという考え方。各々が全く違った仕事をしながら、なにかプロジェクト指向で同じ共同体をつくっていく可能性もあります。完全にエンクロージャーされた個室ではなく、比較的オープンな空間構成になっているのは、個人を尊重しながらもインタラクティブに交流ができることを考慮してのことです。